腸の健康を保つには腸内環境を整える

おはようございます!イズミです。
あなたは今日、調子いいですか?
私はとても調子いいです。
質問を少し変えてみます。
あなたは今日、腸姿いいですか?
あなたは、自分の腸の状態を把握できているでしょうか。
腸の健康を保つことの一つに、腸内環境を整えることがあります。
腸の健康とは
腸の役割には、食物の消化・吸収と便の形成があります。
便は健康状態を把握するのに適したものです。
「便」は「お便り」と言われ、私たちの健康状態を知らせてくれます。
腸では、蠕動運動と言われる運動をします。
これが腸管運動機能でもあり、腸管運動機能が高ければ、便の形成も適切に行われやすくなります。
大腸は食事でコントロールできる
私たちの臓器で唯一コントロールできるのが大腸です。
私たちの意思で動かすことはできませんが、食べ物の量を調整することで、大腸の動きをコントロールすることができます。
なぜ、コントロールすることができるのか?
それは、大腸が便の形成しているからです。
便は以下のように構成されます。
便の構成
水分 80%
固形成分 20%
20%の1/3 食べた物の残り
20%の2/3 剥がれた腸粘膜
便の構成において大半を占めているのは水分です。
そして、食べた物の残りが20%の1/3
約6〜7%が含まれています。
この食べる量を増やすことで、便の形成量を増やし、大腸をコントロールできるのです。
腸の健康には腸内環境が大事
便の形成でも腸管運動機能に関しても腸内環境は大事になります。
腸内環境は「善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7」で構成されている状態が理想です。
日和見菌は、善玉菌、悪玉菌のどちらにも加勢する菌です。
その時、優位にある方の加勢をします。
私たちの腸内環境が適切なまま「善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7」で構成されている時はいいですが、善玉菌が減り、悪玉菌が増えてしまうと、日和見菌は悪玉菌を加勢してしまいます。
60歳を境に腸内環境が変化する
私たちの腸内環境は60歳を境に変化するというデータが出ています。
その変化とは、「善玉菌の量が減り、悪玉菌の量が増える」というものです。
そのため、60歳前後から男性でも便秘の割合が高くなっています。
腸内環境の悪化は、便秘や腸管運動機能の低下を引き起こし、結果的に免疫力の低下から病気に繋がる可能性があるので注意が必要です。
腸内環境の悪化は、腸の老化でもあるため、便秘気味の方の腸は実際の年齢より高くなっている可能性があります。
腸内環境を整える
腸内環境を整えるためには、「食事」「運動」「副交感神経」を意識することです。
食事はバランスのいい食事を心がけ、便の形成に役立つ、食物繊維の摂取を怠らないことです。
摂取量の目安は以下のとおりです。
18歳以上の男性は約20g/1日、女性は約17g/1日を目安に食物繊維の摂取が必要になります。
何かを制限したりするのではなく、バランスのいい食事を心がけることで腸内環境を整えます。
数日だけ取り入れたからと常に保てる訳ではありません。
腸内環境は常に変化し続けます。
腸内の腸粘膜は3日に1回のペースで変わると言われているため、一度取り入れても、数日で戻ってしまいます。
力を抜いて生活する
私たちの生活環境は、緊張した状態が続いています。
通勤の電車でも仕事でも。
家に帰ってから、仕事の事を忘れて生活できる方は少ないのではないでしょうか。
ほとんどの方は、家に帰っても頭に仕事の事があることでしょう。
腸の健康を保ちたいのなら、力を抜いて生活することです。
緊張し続けた状態は、腸管運動を低下させてしまいます。
腸が動くのは、副交感神経が優位の時です。
そのため、腸を健康に保つなら、副交感神経優位になる時間をつくることが大事になります。
家では、仕事の事を忘れ、リラックスする時間をつくることが腸のためにも必要です。
頑張りすぎずに、力を抜いて生活してみてください。