肩甲骨が動かないと腰に負担がくる?

おはようございます!イズミです。
だんだん寒くなってきましたね。
私も、寒さに耐えきれず、ついにコートを着はじめました。
コートを着ると、重さのせいか体が固まったような感覚になってきます。
もちろん動きの範囲が制限され、重さから気分も重くなっているのが原因だとおもうのですが……。
そんな話はおいといて、あなたは腰に痛みがありませんか?
「腰が重だるい感じがする」
「腰が常に痛い」
そんなあなたの肩甲骨は固まっていませんか?
肩甲骨が固まっていると、腰の痛みの原因になることがあります。
肩甲骨は肋骨の後面についている
肩甲骨は、肋骨の後面に張り付いたように位置しています。
肩甲骨が自由に動くためには、肩甲骨の周りの筋肉と、肩甲骨と肋骨の間の筋肉がゆるむことが大事になります。
自由に動くことができる肩甲骨は高い能力を発揮します。
・腕の使い方がしなやかになる
・腕の力が力強くなる
・肋骨に対して自由に動くことができる
肩甲骨を自由に動かすことができると、「立甲」ができるようになります。
「立甲」とは、野生動物のような肩甲骨のことで、野生動物は肩甲骨がゆるんで立っています。
人間でも同じように、肩甲骨がゆるんで立つことで「立甲」ができるようになります。
ゆるんだ状態とは反対に多くの人は、肩甲骨が固まって寝た状態になっています。
動物は肋骨の横に肩甲骨がついているため、肩甲骨が立ちやすいです。
人は肋骨の後面に肩甲骨がついているため、肩甲骨を立てることは動物より難しくなります。
そのかわり、肋骨の後面についていることでいいこともあります。
肩甲骨の後面についているため、手を左右や後ろに動かしやすくなります。
この動きは動物であまり見られない動きです。
肩甲骨がゆるんでいないと肋骨も動く
肩甲骨が自由に動くためには、肩甲骨周囲の筋肉と、肩甲骨と肋骨の間の筋肉がゆるんでいることが大事になります。
しかし、この筋肉がゆるんでいないと、肩甲骨は自由に動けなくなります。
肩甲骨は上腕骨の動きに合わせて動きが出現します。
もし、肩甲骨が自由に動かないとどうなると思いますか?
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肩甲骨の動きが少なくなる。もしくは、肩甲骨が動くために肋骨も一緒に動きます。
肩甲骨は肋骨の後面についているため、肩甲骨を動かそうとすると肋骨も一緒に動くことが多くあります。
これが腰の痛みの原因につながることもあるのです。
肩甲骨が動かないと腰椎がかわりに動く
肩甲骨が自由に動けないと、肋骨と一緒に動こうとします。
肋骨は胸椎についているため、胸椎を含めた脊柱の動きが出ます。
胸椎は肋骨がついており、動きが制限されやすい部位です。
そのため、動きの大きい腰椎がかわりに動くことになるのです。
実際には、肋骨の1〜10は胸椎から出て前方までつながっています。
肋骨の11と12は前方までつながっていないため、比較的動きが大きいです。
そのため、動きが大きい胸椎の11と12、腰椎の1と2と3が、動きの少ない胸椎のかわりに動きます。
その結果、過剰に動くことになってしまい腰の痛みの原因となってしまいます。
肩甲骨をゆるめること
まずは、肩甲骨の周りの筋肉をゆるめて、肩甲骨の動きを高めることです。
肩甲骨が動かないと、周りの筋肉は硬くなりますし、胸椎や頚椎の動きも少なくなってしまいます。
そして、腰椎にも影響が出てしまう結果、腰の痛みにつながることがあります。
ぜひ、肩甲骨周りをゆるめてみてください。