ビタミンは体の調節に働く栄養素!食品から摂取することが大事になります

おはようございます!イズミです。
「毎日疲れている」
「ストレスを感じている」
なんてことありませんか?
私たちの体は、疲れてストレスを感じた時、ビタミンCを消費します。
もしかしたら、あなたのビタミンCは足りていないかもしれませんね。
私たちの体に必要なビタミンは5大栄養素に含まれます。
そして、体の調節に作用してくれます。
今回は、ビタミンのお話をお伝えしていこうと思います。
もくじ
ビタミンは食品から摂取することが大事
ビタミンは私たちの体の調節に働きます。
一般的にビタミンはこのように言われています。
『人の生理機能を正常に維持するうえで補助的にはたらく微量栄養素』
3大栄養素がエネルギー産生をしていたのに対して、ビタミンは直接エネルギー産生はできず、補酵素的に働くことが多いです。
そして、3大栄養素は体内で分解・合成をたくさん繰り返していたのに対して、ビタミンは体内合成がほとんどできません。
一部は腸内細菌によって合成されますが、それでも一部です。
そのため、食品からビタミンを摂取することが大事になります。
脂溶性ビタミンと水溶性ビタミン
ビタミンは大きく分けて、2つです。
「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」になります。
脂溶性ビタミンは水に溶けにくく、水溶性ビタミンは水に溶けやすいビタミンになります。
種類としては、脂溶性ビタミンが4種類で、ビタミンA・ビタミンK・ビタミンD・ビタミンEです。
水溶性ビタミンは9種類で、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸・ナイアシン・ビオチン・パントテン酸・ビタミンCです。
ビタミンは補酵素的な役割をすることが多いため、今回は代謝回路の説明はせず、栄養素としての説明と、過剰や不足した時、どうなるのかをお伝えしていきます。
脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンは、ビタミンA・ビタミンK・ビタミンD・ビタミンEでした。
学生の時は、「だけ」=「DAKE」という風にして覚えていたので、今でも記憶に残っています。
ビタミンA
ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ビタミンAは、視覚の正常化を助けたり、成長を促進する役割があります。
ビタミンAが欠乏すると「夜盲症」になります。
ビタミンK
ビタミンKは、正常な血液凝固を維持する栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ビタミンKは、腸内で合成される数すくないビタミンです。
作用として、血液凝固に関係しており、ビタミンKが少ないと、出血した際に血液が固まりにくくなります。
ビタミンD
ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ビタミンDも体内で合成することができます。
皮膚にビタミンD前駆体があり、ビタミンD前駆体に紫外線の刺激が入ることでビタミンD3が合成されます。
なぜ、日を浴びることが大事かが、わかると思います。
食品からはビタミンD2とビタミンD3が摂取でき、植物性食品にはビタミンD2が、動物性食品にはビタミンD3が含まれています。
ビタミンは活性型に変化し、活性型ビタミンD3になると、カルシウムの血中濃度を高めるために、小腸や骨、腎臓に作用します。
ビタミンDが過剰になると高カルシウム血症や腎障害、欠乏すると骨軟化症やくる病になりやすいです。
ビタミンE
ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ビタミンEは、女性が好きな抗酸化作用です。
抗酸化は美容にいいだけではなく、病気の予防に関しても大事な要素になります。
また、老化に抗酸化が関わっているとも言われているため、体全体を健康に守るためにもビタミンEは大事な栄養素になります。
水溶性ビタミン
水溶性ビタミンは、水に溶けやすいビタミンのことです。
私たちに馴染みのあるのは、ビタミンCですよね。
ビタミンCは9種類ある水溶性ビタミンの中の1つで、それ以外は、ビタミンB群になります。
ビタミンB群は、補酵素としての作用が主です。
ビタミンB1
ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ビタミンB1は、エネルギー産生時の代謝の補酵素的な役割と、健康維持の役割があります。
ビタミンB1欠乏として有名なのが、「脚気」です。
ビタミンB2
ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ビタミンB2は、主に皮膚や粘膜といった表面に近いところの健康維持に働きます。
そのため、ビタミンB2が欠乏すると、「口角炎」や「口唇炎」などになりやすいです。
ビタミンB6
ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ビタミンB6はエネルギー産生時の補酵素としての作用があります。
ビタミンB12
ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ビタミンB12は赤血球に関係してくる大事な栄養素です。
赤血球は、体内で酸素を運搬する役割があるため、赤血球形成に関係するビタミンB12は欠かすことができません。
葉酸
葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
葉酸は、ビタミンB12と似ており、赤血球の形成に関係します。
また、ビタミンB12と葉酸は、DNA合成にも関わります。
ナイアシン ビオチン パントテン酸
ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
引用:栄養機能食品とは
ナイアシン、ビオチン、パントテン酸はともに、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持に関係します。
ナイアシン欠乏として有名なのは、「ペラグラ」です。
ビタミンC
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
ビタミンCには、皮膚や粘膜の健康維持に加えて、抗酸化作用もあります。
水溶性ビタミンで一番馴染みがあるビタミンCですが、ストレスを感じた時も消費する栄養素です。
ストレス社会を生きる私たちの体には必要となりますね。
ビタミンCが欠乏すると「壊血病」になりやすくなります。
おわりに
「ビタミン」といっても多くの種類があることを、わかって頂けたと思います。
ビタミンは、それぞれ役割が違いますし、特にビタミンB群は補酵素としての役割が大きいです。
腸内でも一部は合成されますが、ほとんどは合成されないため、ビタミンは食品から摂取することが大事になります。