私の判断基準は何か?を考えさせられた1冊『「正義」は決められるのか?』

自分の価値観を知り、考える時間をつくりたいと思った。そのとき『「正義」は決められるのか?』を手にとりました。
この本は尊敬する方にオススメして頂いた1冊で、なぜオススメしてくれたのか知りたくて読み進めていきました。その中でわかったことは、考える時間を作らないと、「普通」「当たり前」といった周りの言葉に流されてしまうということです。
「正義」とは、人それぞれ違うものであり、それぞれの価値観がより出るものになります。だから私自身はどう考えるのか知りたいと思い読み進めました。
正義は人によって変わる
正義とは見え方、立場によって異なるものです。だから「正義とはこれだ!」と、何か1つに固執するのではなく、その状況、場面に応じて変わっていきます。だから、その時々で考えられるチカラが必要になるのです。そのためには、「言語と論理」といった道具を磨くことが大事になると言われてました。
世の中の「普通」「当たり前」と言われる言葉によって流される人はたくさんいます。でも、その世の中のルールには疑問点がたくさんあるのも事実です。実際に私自身たくさんの疑問を抱いて生きています。そこに疑問を持たず、ただ流されるだけでは考えるチカラがいっこうについてきません。そこに疑問を持ち、より広い視点で考えられるようになること。それが自分の頭で考えることになり、道具(言語と論理)を磨き続けることが大事になります。
私の考えが揺れ動いた
本書にあったように、世の中のルールに疑問を持つ点は私も同じでした。だからこそ、一人で考える機会が多く、自分の軸、価値観は定まってきていると思ってました。しかし、本書を読んでそれが少し変わりました。自分では価値観が定まっていて、何でもすぐに判断出来ると思っていました。しかし、考えカ1つ変われば自分の中での判断が変わると知りました。
本書を読んでる中で、私は論理的に判断していると思ったことでも、感情的に判断している部分があったりと、自分の考え、価値観を改めて考えるきっかけとなりました。世の中の「べき」ではなく、自分で考え私自身のなかに判断基準を持つことの大事さを知ったと同時に、考えのなかで揺れ動く感じがたまらなく心地良かったです。
自分の考えを見つめ直す時間となった
私自身、判断基準が明確で何でもすぐに判断出来ると思っていました。ただ、本書を読むことでまだまだ考えが浅かったと痛感させられました。
当たり前だと思って判断していたことも、論理的に考えているのではなく感情で判断していたりと、判断基準が明確になっておらず、とても考えさせられました。
本質的には同じような行動でも、見え方、立場次第で、捉え方が変わり判断基準が変わる。私が何で判断して、何を大事にしているのか考えさせられる時間となりました。
人の話を聞くのは自分のため。相手の正義も理解する
本書を読んでいて、私自身、相手の話を聞き相手に興味を持つことが多く、それは良かったと思えました。「正義」とは人によって異なるものであり、自分の中でも、時と場合によって変わります。それを理解しておかないと頭が混乱して考えることが出来なくなってしまいます。
相手の話を受け入れられず拒否してしまう人も多いですが、人の話を聞くことは自分のためになるとおもいます。私自身、考える視点の幅を広げるためにも、もっと人の話を聞いていきたいと本書を通じて改めて感じました。
正義は決められるのか?それ自体に答えは見つけ出せていませんが、もっと「言語」と「論理」を磨いて考えを深めていきたいです。